「PPH」の現場
それでは、実際の手術を少しお見せいたします。
手術は、腰椎麻酔という下半身だけの麻酔でおこないます。入院は手術当日で充分です。
これが、手術に使う器械です。肛門をおし広げる道具と粘膜を切り取る器械にわけられます。
肛門をおしひろげ、あまった粘膜を糸をかけて把持したうえで、粘膜を切り取る器械を挿入しているところです。
粘膜を器械のなかにひっぱりこんで切除と縫合をいっしょにしてしまいます。
切り取られた粘膜は器械といっしょに肛門から取り出されます。
出血がないか充分に確認し、粘膜の「腫れ」を防ぐ薬をいれて終了です。ここまでわずか20分。どうです？速いでしょ。