放射線科（治療）

放射線科（治療）のご紹介

診療科の特色（専門分野等）

放射線治療について

がん治療において、放射線治療は手術療法、化学療法と並ぶ三大治療法の一つになります。その特徴として、病気に侵された臓器の形態や機能を温存することが期待できる点にあります。

治療の目的としては病気を治すための根治治療と、症状を和らげるための緩和治療があり、また全身的な副作用が比較的少ないため、ご高齢の方にも受けて頂きやすい治療法です。対象となる疾患としては、多くのがん以外にも、一部の良性疾患（甲状腺眼症、ケロイドなど）に診療を行っています。放射線治療は全身どこの臓器であっても治療が可能です。病気の部位や大きさなどにより副作用も異なりますので、各患者さんの病状を十分検討し、予想される治療効果や副作用を考慮した上で、担当診療科主治医と密な連携を行い、十分検討した上で放射線治療を行います。

質の高い放射線治療を提供するために、専門的な知識や経験豊富なスタッフが綿密に治療方法を検討した上で治療を行っています。

放射線治療を始めるまでの流れ

まず各科外来から、毎週木曜日午後の放射線治療の初診予約をして頂きます。
初診予約の時間帯は、午後（14時～）を予定しています。
初診時に放射線治療についてのI.C.を行った後、その当日に治療計画CTを撮影し、放射線治療計画を行います。
治療計画CT撮像の翌日に、実際の治療計画通りに放射線が照射されるかを、放射線技師により実測・確認を行います。
そしてCT撮影後の翌々日に実際の放射線治療が開始となります。

毎日の照射は、午後に照射を行うことになります。（特定の疾患の1日2回照射の場合においては、早朝から照射を行います。）
緊急性のある場合にのみ、翌日より放射線治療が開始となる場合があります。
治療開始後は、毎週木曜日に放射線治療医師による副作用の有無などについて、診察をいたします。