マンモグラフィQ&A

乳房撮影ってなに?

乳房のエックス線撮影のことで、マンモグラフィと呼ばれます。 乳房は柔らかい組織でできているために、専用のレントゲン装置を使って撮影します。

どうやって撮影するの?

通常は撮影装置の前に立って、左右の乳房を片側ずつ台の上に載せ、別々に角度を変えて撮影します。

生理中でもいいの?

乳腺は女性ホルモンの影響を受けています。排卵から月経が始まる頃まで、卵巣から分泌されるホルモンによって影響を受け、乳房がしばしば硬くなったり痛みを感じたりします。閉経前の方が検診を受けるタイミングは、月経開始後3~4日くらいからの乳房が柔らかい時期がベストと言われています。

効果があるの?

乳がんの大部分は、早く見つかれば乳房を全部取る必要もなく、再発の可能性もわずかです。無症状で見ても触ってもわからない乳がんを、マンモグラフィを使って、早期に発見することができます。

圧迫して痛くないの?

痛みを覚える方もいらっしゃいますが、良い検査をするためには、乳房を挟んでなるべく均等に圧迫して良い写真を撮ることがとても重要となります。圧迫して乳房を薄くすることで放射線被曝も減らすことができます。少しの間がんばってください。

放射線の影響はないの?

エックス線検査ですが、放射線被ばくはほとんどなく、また乳房だけの部分的なもので、骨髄などへの影響はなく、白血病などの発生はありません。こわがらずに正しい検査を受けましょう。

いつもと違う症状があるんだけど…

しこりや乳首からの分泌、痛み、赤みなどいつもと違う症状のある人は、できるだけ早く診察を受けてください。

撮影にあたっての注意点は?

撮影の際は、制汗剤やパウダーなどはよく拭きとってください。パウダーなどが付いたまま撮影されると、がんのサインである石灰化に非常に似て写ることがあります。不要な再検査等を避けるためにも、この点はご注意ください。