教育体制

eラーニングを活用した学習

ナーシングスキルはスマートフォンなどネット環境があれば、どこでも見ることが出来ます。

キャリアラダーのカリキュラムや研修内容

キャリアラダーシステムに沿った教育を行っています。

外部講師による研修

外部講師による研修を行い看護について学び、実践力向上を目指してます。

新人のための教育

「新卒看護師、先輩看護師がともに成長すること」を目指しています。新卒看護師の発達段階をふまえ、eラーニングを効果的に取り入れた研修を企画しています。

認定看護師・特定行為看護師

看護師がチー厶医療に貢献しています。
当院では専門看護師や認定看護師になりたい方を支援しています。

派遣交流制度

労災病院には、「派遣交流制度」があり、希望する全国の労災病院に、短期または長期に派遣できる制度があります。

eラーニングを活用した学習

ナーシングスキルはスマートフォンなどネット環境があれば、どこでも見ることが出来ます。

ナーシングスキルを用いて様々な標準的看護技術の手順を確認、習得できるオンラインツールです。オンライン環境があれば必要な時にいつでも看護手順について、その根拠や留意点、実際に行っている映像なども含めて確認することができます。また、院内では電子カルテ内にナーシングスキルが入っており、実践場面前や復習の学習ツールとしても使用できます。安心で安全な看護・医療の提供の基礎になるため、実践に即した内容になるよう、当院オリジナルの項目をタイムリーに修正しています。

キャリアラダーのカリキュラムや研修内容

キャリアラダーシステムに沿った教育を行っています。

キャリアラダーを基にした学習プログラム

わたしたちが目指す看護師像は?

富山労災病院看護部キャリアラダーの特徴は?

キャリアラダー別に求められる行動がわかりやすくなるように、行動レベルの実践例を明確にしている事。
研修目的や目標は、この実践例とリンクしています。

令和3年度の「看護を語る」研修を一部紹介しましょう

  • 意思決定支援:意思決定支援に関わった自分の看護をレポートにまとめ、パワーポイントで発表。

<研修生の声> 5名発表

  • 意思決定支援において重要なのは、治療の選択ではなく、対象者が今後どのような人生を送りたいかに視点を置くことだと感じた。
  • コロナ禍の面会制限の中で、WEBカンファレンスやテレビ電話での家族の面談など新しい方法を試みており、時代に特化した支援方法を学べた。

<研修生の声> 4名発表

  • 意思決定の3段階を活用し進めることができた。
  • 多職種と連携して情報収集し、関わることができた。
  • 意思決定支援も部署によって色々なものがあり、他者の発表を聞いて参考になった。
  • 患者の気持ちを受け止めて、患者にとって一番ベストな状態に導いていけるよう自己研鑽に努めたい。
  • WEB研修を活用した看護実践 グループ活動:WEB研修での学びを看護実践に取り入れるために、グループで活動する。

<研修生・聴講者の声> 6グループ発表

  • 自己の能力とスキルアップに繋げることができ、部署の目標達成に貢献できた。
  • 患者のために何ができるかという事をチーム全体で考え実施できた。看護を振り返る良い機会になった。
  • 1つの気づき・思いがチームを動かし、看護の質の向上に繋がっている事を強く感じた。今後、「自分ももう少しこうすれば…」という思いがあれば、立ち止まらず実践に移したいと思った。
  • 今回の活動を通して、忙しい時でも語り合う場を持つことは、看護師の倫理観・意欲の向上に働きかけることがわかった。これからもカンファレンスで語り合う場を作っていきたい。
  • 尊厳のある看取りケアを見直す活動で、スタッフ皆が熱い患者さんへの思いや看護観があることがわかった。
  • 各部署、WEB研修の学びから自部署の課題ややりたい看護の実践に繋げ、イキイキと前向きな姿を感じた。自部署でもやりたい看護に繋げるなど楽しい取り組みや成果に繋がる活動をしていきたい。

その他にも、こんな研修を企画しています

外部講師による研修

外部講師による研修を行い看護について学び、実践力向上を目指してます。

研修会

  • 看護過程
  • ゴードンの機能的健康パターン
  • 看護診断(NANDA-I)
  • 中範囲理論
  • 看護診断事例検討会
  • 臨床倫理事例検討会

外部講師を依頼し、各項目1回/年開催

2014年から、愛媛大学基礎看護学永田明先生より「ゴードンの機能的健康パターン」「看護診断」「中範囲理論」「看護過程の事例検討」等の研修を受け、看護診断や看護過程の学習を重ねています。外部講師のアドバイスを受け、自分たちの看護の対象の捉え方や看護実践のあり方を見直す良い機会となっています。

新人のための教育

「新卒看護師、先輩看護師がともに成長すること」を目指しています。新卒看護師の発達段階をふまえ、eラーニングを効果的に取り入れた研修を企画しています。

これは、当院の教育支援体制を表しています。

当院のスタッフは、平均年齢40歳とベテラン看護師が多く、新人教育の役割を継続して担っている部署もあり、安心して成長できる環境となっています。
また、役割に関わらず病棟全体で育てる風土づくりを行い、 皆さんを迎える準備を整えています。 

1年間の流れは、スライドのようになります。
夜勤に関しては、6月からとなっていますが、成長に合わせて入る時期を相談しながら進めています。
9月ごろから受け持ち看護師としての役割を理解・発揮し、 3月までに自立し専門職としての行動ができる看護師としての成長を目指します。 

研修の一場面です。
「新卒看護師、指導にあたる先輩看護師がともに成長すること」を目指しています。新卒看護師の発達段階をふまえ、学習ニーズを取り入れた研修を企画しています。

1年間、学びを進めた新人看護師からのメッセージです。 マスクが外せない状況が続いていますが、マスク越しにでも伝わる笑顔を意識し頑張っているようです。

認定看護師・特定行為看護師

看護師がチー厶医療に貢献しています。 当院では専門看護師や認定看護師になりたい方を支援しています。

専門・認定看護師

現在7分野9名の認定看護師が院内・院外で活動しています。
認定看護師、専門看護師の資格取得に向け進学支援の制度もあり、勤務を継続しながら受講することが出来ます。

認定看護師資格を取得した看護師

  • 皮膚・排泄ケア
  • がん化学療法看護
  • 感染管理
  • 緩和ケア
  • 認知症看護
  • 摂食・嚥下障害看護

7分野 9名

認定看護師の紹介をします。 

がん化学療法看護認定看護師  宮島玲子

現在、がん薬物療法は複雑で、治療期間が長期に及ぶこともあります。
患者さんやご家族のがん薬物療法について感じる疑問や不安などを常に確認し、患者さんやご家族のつらさを和らげながら、がん薬物療法が受けられるように支援します。

がん化学療法認定看護師
緩和ケア認定看護師  浜田晶子・原直子

私たちは、がんやがん治療に伴う身体の痛み・つらさや気持ちの落ち込みに対して、チームとして多職種が連携しより良い医療が提供できるように努めています。また、患者さんとご家族を支えるために、食事の悩みや日常生活での困りごと、仕事と治療の両立などの相談に対応しています。

緩和ケア認定看護師
感染管理認定看護師  髙本恭子・延地真理

感染管理は患者、家族、職員、病院を訪れる人々を感染から守るための組織活動です。根拠に基づいた対策を継続してできるよう院内で職員の教育を行っています。また、感染対策に多職種と協働しながら感染事例の共有を図り、改善策を検討し、組織全体で感染対策の質向上に向けて取り組んでいます。

感染管理認定看護師
皮膚・排泄ケア認定看護師  土居泰美

治りにくい傷や褥瘡(床ずれ)の予防・処置、排泄(ストーマ・便漏れ・尿漏れ)に関する予防や皮膚トラブル処置、適切な用具の選択などを行います。
皮膚や排泄に関わる悩みの相談や予防・処置方法などに対応いたします。

皮膚・排泄ケア認定看護師
摂食嚥下障害看護認定看護師  楠 さやか

病気・加齢などの影響で飲み込む機能が障害される事があります。多職種で連携し評価、食形態の調整、訓練などを行い、誤嚥性肺炎や窒息を予防しながら安全に美味しく食べられるよう支援してきます。

摂食嚥下障害看護認定看護師

長期療養生活における自己管理の支援を行います。
透析って何? どんな治療なの? 何に気を付けていけばいいの?
など透析に関する不安や疑問にもお答えしていきます。

透析看護認定看護師
認知症看護認定看護師  大城宏子・杉本みどり

まだまだ未熟ではありますが、認知症の方の意思を尊重し、安心して生活できるよう地域の皆様と一緒に考えていきたいと思います。
悩み相談や認知症学習会講師など、お引き受け致します。どうぞご活用ください。

認知症看護認定看護師

特定看護師

当院で、特定看護師研修を実施しています。患者さんへの速やかな対応を目指して、2019年度より研修を行っています。
現在では4名の研修修了者がおり、各領域で各自の力を発揮しています。

  • 「栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」
  • 「創傷管理関連」
  • 「呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連」
  • 「術中麻酔管理領域」

4分野の研修は当院で実習可能です。

特定行為研修について

特定行為研修修了者 10名

  • 特定認定看護師 2名
    創傷管理関連
    栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
  • 特定看護師 8名
    呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 3名
    栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 1名
    術中麻酔管理領域 2名
    救急領域 1名
    創傷管理関連 1名

派遣交流制度

労災病院には、「派遣交流制度」があり、希望する全国の労災病院に、派遣できる制度があります。

派遣交流制度

キャリアアップ等、本人の希望に応じて、全国労災病院間で勤務できるシステムです。
期間はだいたい2~3年です。

<労災病院一覧>