内科(リウマチ・膠原病科)のご紹介
診療科の特色
- 当科では、関節リウマチ、膠原病、脊椎関節炎、原因不明の関節炎、骨粗鬆症、不明熱などについての診療を行っております。
- 当科で担当する疾患は、その多くが国の指定難病であること、身体障害(肢体不自由 呼吸器機能障害など)を合併することがあること、使用する薬剤が高額な事などがあり、皆様とともに、様々な社会福祉政策等の利用を勘案しながら、患者さんお一人お一人に適した治療方針を考えていきます。
- これら疾患は時に全身の詳細な精査、入院での加療を必要とする場合もあり、院内の最先端の検査設備を活用し、各診療科と連携をとりながら診療を進めて参ります。
- 関節疾患が多いため、当院整形外科のリウマチ外来や脊椎外来、関節外来と連携しつつ、患者さんに適した治療を提案させていただきます(整形外科外来をご参照下さい)。
主な特殊検査
関節エコー、MRI、CT、骨密度検査、FDG- PET/CT検査、骨シンチ、ガリウムシンチ検査
当科で診療する疾患
- 関節リウマチ
- リウマチ性多発筋痛症
- RS3PE症候群
- 乾癬性関節炎
- 反応性関節炎
- SAPHO症候群、掌蹠膿疱症性骨関節炎
- 強直性脊椎炎(指定難病)
- 原因不明の関節炎
- 悪性関節リウマチ(指定難病)
- 全身性エリテマトーデス(指定難病)
- 高安動脈炎(指定難病)
- 巨細胞性動脈炎(指定難病)
- 結節性多発動脈炎(指定難病)
- 顕微鏡的多発血管炎(指定難病)
- 多発血管炎性肉芽腫症(指定難病)
- 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(指定難病)
- 原発性抗リン脂質抗体症候群(指定難病)
- 皮膚筋炎/多発性筋炎(指定難病)
- 封入体筋炎(指定難病)
- 全身性強皮症(指定難病)
- 混合性結合組織病(指定難病)
- シェーグレン症候群(指定難病)
- 成人スチル病(指定難病)
- 再発性多発軟骨炎(指定難病)
- ベーチェット病(指定難病)
- 原発性免疫不全症候群(指定難病)
- サルコイドーシス(指定難病)
- 慢性再発性多発性骨髄炎(指定難病)
- IgG4関連疾患(指定難病)
※指定難病については下記URLをご参照下さい。
難病情報センター https://www.nanbyou.or.jp/
外来診療
曜日 | 月曜 | 火曜 | 水曜 | 木曜 | 金曜 |
31診 | - | 小野瀬 | 山口 | - | 小野瀬 |
受診のきっかけとなる症状
- 原因不明の発熱(微熱も含む)が持続する。
- 関節が痛い、腫れている。朝、起きがけに手、足などの関節がスムーズに動かない。
- 朝起きると首や背中、腰などが痛くて動くのが辛い。動いていると改善する。
- 年々、首や背中が硬くなって、動きが悪くなってきた。
- 鎖骨や肋骨付近が腫れていて、痛む。顎の骨が腫れて痛む。
- 筋肉痛が持続し、力が入りにくい。
- 一度座ると立ち上がるのに苦労する。
- リンパ節が腫れる(頚、わきの下、足のつけねなど)。
- 口内炎をしょっちゅう起こし、痛くて辛い。
- 手指がはれぼったくなり、指輪が入らなくなった。
- 顔面や身体の皮膚が突っ張る。
- 日光に当たると皮膚が真っ赤になったり、水ぶくれになったりする(日光過敏症)。
- 今まで見られなかった皮疹が顔や手、髪の毛の生え際、肘、膝、足などに出て、原因が分からないといわれる。
- 冷たい水、冷気に当たると手足の指先が白くなったり紫になったりする(レイノー現象)。
- 外陰部にしょっちゅう皮疹が出来て辛い。
- 目や首のあたりが腫れて、調べても原因が分からない。
- せんべい、クッキーなどがぱさついて飲み物なしでは食べられない。
- 目が乾いて痛みがある。
- 鼻や耳が赤く腫れて痛くなることがある。
- 食事を食べていると顎が痛くなってくる。
- こめかみのあたりがずきずきと痛み、熱を持っている。
- 気管支喘息で治療しているが、最近、皮疹や手足のしびれが出てきた。
- 血液検査で白血球が低いといわれた、血沈(赤沈値)に異常があるのが続いている。
- 血液検査で抗核抗体やリウマトイド因子/リウマチ因子(RF)が陽性であるといわれた。
- 若いときから、血栓症(静脈や動脈が血栓で閉塞すること)をしばしば繰り返す。
- リウマチ、膠原病等で長期間ステロイドを服用していて副作用が不安だ。減らしたい。
当科を受診されるきっかけとなる症状は上記のものがあります。このような症状が新たに出現してきた、改善しなくて不安だ、困っていると言うことであれば、是非御相談ください。近隣からの紹介状がある方は是非、お持ちください。紹介状が無い方も受診することが出来ますが、出来れば、お薬手帳や他院での採血結果、健康診断の結果などがあると、大変、診療の際に役に立ちますので、お持ちいただければ幸いです。
地域連携について
当院では、富山大学附属病院 免疫膠原病内科、また多くの県内の急性期病院との連携を進めており、患者さんの病状に応じて、連携病院で治療を受けて頂くことも可能です。
また病状が安定期にある患者さんに置かれましては、お住まいの地域のかかりつけ医と連携しつつ、場合によっては、「ふたり主治医制」により、毎月の通院、投薬は近隣のクリニック、当院で、年に1、2回の通院を行っていただく事も可能です。
診療スタッフ
リウマチ・膠原病内科医師
小野瀬 崇文(おのせ たかふみ)
【専門】
リウマチ・膠原病
【資格】
リウマチ・膠原病内科医師
山口 智史(やまぐち さとし)
【専門】
リウマチ・膠原病