脳神経外科のご紹介
診療科の特色
脳と神経の外科的診療を中心に行っています。主な疾患としては、脳卒中、脳腫瘍、頭部外傷などの頭蓋内疾患と頚椎・腰椎を中心とした脊髄・脊椎疾患です。
多くの疾患が救急対応を必要とするため、24時間365日いつでも診療を行える体制をとっています。
神経疾患に対する治療の進歩は目覚ましいものがあり、小さな一施設だけでの対応は困難な時代となって来ています。従って、最新かつ最善の治療を提供できるように他施設と連携をとっています。例えば、脳腫瘍の覚醒下手術(手術中に麻酔を覚ませ、会話を行いながら手術をする)が必要な場合は日本一の実績を誇る金沢大学脳神経外科との連携をとっており、神経内視鏡手術や特殊なカテーテル手術の場合も金沢大学脳神経外科の専門チームと連携をとっています。また、定位脳放射線治療が必要な場合は浅ノ川総合病院にお願いしています。金沢大学脳神経外科の同門であるため、素早く切れ目のない加療が可能となっています。
後遺症が問題となる疾患が多いのも特徴です。そのため、入院直後からリハビリを開始し、病態が落ち着いた時点でリハビリ専門病院に移っていただき、より質の高い退院後の生活を目指しております。
脳卒中は、予防が必要な疾患です。脳ドックやかかりつけ医との連携にも力を入れています。
手術実績
2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | |
外科的手術数 | 215 | 112 | 86 | 100 | 89 |
脳腫瘍 | 4 | 4 | 4 | 3 | 5 |
脳血管障害 | 30 | 16 | 16 | 40 | 40 |
外傷 | 40 | 24 | 25 | 27 | 17 |
水頭症 | 26 | 10 | 8 | 9 | 3 |
脊椎・脊髄 | 57 | 33 | 18 | 14 | 16 |
機能的手術 | 56 | 22 | 3 | 0 | 4 |
血管内手術 | 2 | 3 | 0 | 5 | 4 |
その他 | 0 | 0 | 12 | 2 | 0 |
関連学会名
- 日本脳神経外科学会
- 日本脳神経外科コングレス
- 日本脳卒中の外科学会
- 日本脳卒中学会
- 日本脊髄外科学会
- 日本救急学会
- 日本脳神経外科救急学会
- 日本脳ドック学会
- 日本頭痛学会
- 日本職業・災害医学会
外来診療
曜日 | 月曜 | 火曜 | 水曜 | 木曜 | 金曜 |
10診 | 得田 | 朴 | 朴 | 得田 | 得田 |
11診 | 工藤 | 得田 | 工藤 | 朴 | 工藤 |
専門外来の内容
物忘れ外来 | 休診 | |
手足のしびれ外来 | 毎週(火、水) | 午前8時30分~11時30分(要予約) |
診療スタッフ
脳神経外科部長
得田 和彦(とくだ かずひこ)
【専門】
脳血管障害・脳腫瘍、頭部外傷
【資格】
日本脳神経外科学会専門医
脳・脊髄神経外科部長
朴 在鎬(ぱく ちぇほ)
【専門】
脊髄脊椎疾患、脳血管障害、脳腫瘍
【資格】
日本脳神経外科学会専門医
日本脊髄外科学会認定医
脳神経外科医師
工藤 誠也(くどう せいや)
【専門】
脳神経外科
【資格】
富山ろうさいだより
VOL.01 | 未病のまま進行する糖尿病と脳卒中予備軍 |
VOL.09 | 痛みの少ない頸椎の手術法 |
VOL.11 | くも膜下出血のお話 |
VOL.22 | 脳こうそく治療はスピードが大事 |
VOL.26 | 心臓病と脳梗塞 |
VOL.29 | 腰痛について |
VOL.37 | 認知症のお話 |
VOL.55 | 認知症について「どこが違う?認知症と物忘れ」 |
VOL.56 | 認知障害を起こす疾患 認知症を起こす疾患は100以上あると言われています |
VOL.57 | 認知症BPSDへの薬物療法 |
VOL.58 | 脳梗塞とその急性期治療について |
VOL.58 | アルテプラーゼ(静脈用血栓溶解剤)について |
VOL.58 | 脳神経外科専門医に聞く |
当科で診療を受けられる患者様へ
JND(日本脳神経外科学会データベース研究事業)への参加について
当科は、JND(日本脳神経外科学会データベース研究事業)に協力しています。平成30年1月1日から当院脳神経外科に入院された患者さまの臨床データを解析させていただき、脳神経外科医療の質の評価に役立てることを目的としています。
詳細につきましては、下記の「本院で脳神経外科治療を受けた患者さんへのお願い」、「一般社団法人脳神経外科学会データベース研究事業に関する研究」をご参照ください。