PETがん検診で発見された膵癌の治療
当院のPETがん検診では、これまで胃癌、大腸癌、腎癌、甲状腺癌、膵癌などが発見されています。
外科 角谷 直孝(副院長・外科部長)
当院のPETがん検診ではこれまで胃癌、大腸癌、腎癌、甲状腺癌、膵癌などが発見されています。これらの癌の中でも特に膵癌は治療が難しく、何らかの症状が出現してから診断された場合にはほとんどがステージⅣの進行癌です。膵癌と診断されて手術可能なのは約30%の方だけです。また、手術可能でも長期生存できるのはステージⅠの方がほとんどです。最近、当院のPETがん検診では大きさ2センチ以下の膵頭部癌が発見され膵頭十二指腸切除術を行い、摘出標本ではリンパ節転移もなくステージⅠと診断された症例を経験しました。
魚津市では市内在住の方に対しPETがん検診に対し2万円の補助を行っています。当院のPETがん検診の料金は59,400円(税込)(通常は10万円前後)です。市内に住民票のある方は35,000円でPETがん検診の受診が可能ですのでぜひ一度PETがん検診を受けることをお勧めします。
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